尊敬する30代の上司がいました。
20代、自動車メーカーで働いていたときのことです。
その方は、「マジメな、いい人」タイプというよりは(いい人ではあるけれど)、みんなに好かれるコミュニケーション能力の高い方。
あるとき、中国の方との丸1日の打ち合わせと、宴会の予定がありました。
その上司と私も同席したのですが、上司も私も英語が得意ではありません。
私はものすごく緊張していました。
「英語が分からなくて恥をかいたらどうしよう…」
「伝えたいことを伝えられず、あとで問題になったらどうしよう…」
しかし当然、話をうまくまとめなければいけません。
結果、私はほとんど話を聞いているだけでしたが、上司はうまく会議をまとめてしまいました。中学レベルの英会話力で。
私と上司の決定的な違いは、英語力ではありません。
コミュニケーション能力でした。
上司は英語が話せないことに、劣等感など持っていない様子。
雑談までカタコトの英語とジェスチャーで交わし、会議後の宴会では中国の方と飲み友達のように親しくなっているのです。
「すごい…」とにかく驚きました。
私 「すごいですね。英語であんなに会話できて」
上司「いやいや、大事なキーワードしか分かってないけど、何とかなったよ(笑)」
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10年後の2014年、私は英国ThinkBuzan社からマインドマップ・インストラクターの認定を受けるため、マインドマップ発明者トニー・ブザン氏に会いました。
その場には他にも、シンガポール、台湾、香港、トルコなど、様々な国の方がいます。
ここ数年、外国の方と話す機会がありませんでしたので、好奇心の強い私はここぞとばかりに色々と英語で話しかけました。
台湾人「日本人は、ボスが帰るまで仕事を終われないんだって?雑誌に書いてあったよ(笑)」
私「イエス(苦笑)。仕事が終わってても、こうして(キョロキョロするジェスチャー)周りの様子をうかがうんだ」
などと知っている単語やジェスチャーを駆使して話していると、日本人のAさんから、こんなふうに言われました。
Aさん「すごいですね。英語であんなに会話できて」
私 「いえいえ、大事なキーワードしか分かってないけど、何とかなりました(笑)」
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そんな私も楽しみにしているのが、8/1のイベント。
中学レベルのあなたも大丈夫!英会話にグッと自信がつく3つのポイント講座/名古屋ライフハック研究会vol.32 | Peatix
http://nagohack150801.peatix.com/
「英会話教室に通うほど緊急で困っているわけじゃないけど、でも英会話できたらいよなぁ〜」なんて思っているあなたに、オススメです。
英会話に大切なことって、何だろう?
(文:コウスケ)
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